御朱印 No.29 塩船観音寺 (東京 青梅市)


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ーしおふねかんのんじー
正式には大悲山塩船観音寺と称す。真言宗
塩船とは「弘誓(ぐぜい)の舟」になぞられ天平年間(729―749)僧 行基により付けられた。
大化年間(645―650)人魚の肉を食べ800年生きたとされる八百比丘尼(やおびくに)が一寸八分(5.5cm)の紫金の観音像を安置し開山
その後、貞観年間(859―877)安然(あんねん)和尚が十二の坊舍を建て興隆を極めたと伝わる。
御本尊は十一面千手千眼自在菩薩で木彫立像1.4m、鎌倉時代(1264年~)作。

※山門(仁王門)・八脚門、切妻造りの茅葺き屋根室町時代(1336―1573)建立。国指定重要文化財
※本堂 厨子・木造、寄棟造り。奥多摩の虎葺き(茅と杉皮の交ぜ葺き)、室町時代建立、国指定重要文化財
現在も使用されている。
※塩船平和観音立像・開創1350年を記念し2010年建立。台座を含め15m。

昭和40年代(1965~)信徒の尽力により花の寺として整備が進み、つつじ→アジサイ→やまゆり→彼岸花、萩の花と春から秋へ美しい花が咲き乱れる。

つつじの季節に伺いました。
趣のある茅葺きの山門を過ぎワクワクとした思いで歩いて行くと目の前にまるで別世界と見まごうほどの景色が‼️
山の谷に本堂を置いてぐるりと囲む斜面一面がツツジの花で埋め尽くされていました。
赤、ピンク、白、一重の花びら、八重の花びら、フリル付きさまざまなツツジの花が所狭しとひしめき合う姿。
ツツジの合間を歩きながら何度感嘆の声をあげたことか。
その場を離れることがこんなに惜しまれるなんて...カメラの中に納めきれない感動の景色。
忘れることのできな美景でした。
ホントに幸せな瞬間でした。