「叱る人 少なくなったね
怒る人 多いよね」
ご近所の小さなお寺の前に貼られていた一文。
すごく腑に落ちて、すごく納得できて、すごく共感した一文。
「叱る」とは。。。相手の非を指摘し、説明し、きびしく注意を与える意。
「怒る」とは。。。腹を立てて相手に注意する意。
ふむふむ。。。
叱る人には愛があるけど、怒る人に愛はないかな。
最近思うんです。
今の子供達って、叱られることも少なくなってるよなぁ〜って。
小さい頃から、親に叱られることなく、先生は親が怖くて叱ることなく。。。
昔の親は言ってました。
「悪いことをしたら叱ってやってください」と。
先生にも、近所のオバちゃんにも、遊びに行った先のお母さんにも。。。
悪いことなんてしないのになぁ〜って子供ながらに思ってました。
でも、この一言が大きかったんだなぁ〜と最近つくづく思います。
叱られて善悪を覚え、人に迷惑を掛けたら怒られるんだと身に着けていく。
みんなに育ててもらう環境。
今の世の中、叱られずに育って、大人になっても腫れ物扱い。
◯◯ハラスメントのオンパレードで上司は指導さえままならない。
歳を重ねると人は「昔は良かった」と呟くものですが、私もときどきそう思うことがあります。
もちろんウン十年前、セクハラ、パワハラ、男尊女卑と、今思えばありえない経験を山ほどしました。
それが無くなった今の時代を羨ましくも思います。
変わって良くなったところもたくさんあります。
でも、子供にとって叱られずに育つことは決していいことだとは思えないのです。
子供が話しかけているのにスマホばかりを見ているパパ、ママ。
自分の時間も大事でしょう。
息抜きも大事でしょう。
子どもとの時間に疲れ果てていることでしょう。
経験した身として心底わかります。
ただ、子供の話ぐらいは聞いてあげてほしいなって思います。
たくさん話しかけてほしいなって思います。
そして、叱ってやってほしいなって思います。
私のささやかな願いですが。。。☺